教会バザー ~ふれあい福祉バザー~
最近は10月の日曜日の主日ミサ後に、教会バザー「ふれあい福祉バザー」を行っています。例年は、うどん・カレー・焼き鳥・フランクフルト・焼きそば・洋菓子・飲み物のほか、寄贈品・手芸品・古着・書籍などの販売があり、外部の方の参加も多く、たいへんにぎわいました。このバザーの純益は全額、シナピスをはじめとしたカトリック関係諸団体のほか、一般の福祉施設・ボランティア団体への寄付金にあてています。
炊き出し
現在、カトリック社会活動神戸センターが中心となって毎週火曜日・木曜日・土曜日、小野浜公園において、野宿者に昼食を提供する炊き出し活動を行っています。当教会も社会活動委員会が中心となって、毎月第2木曜日に炊き出しに参加しています。朝9時に信徒館に集ま り、当教会のメニュー『牛丼』を調理した後小野浜公園に運び、90名前後の方に配給しています。そして、この活動を支えるため、信徒のみなさんにお米を提供していただく『お米一握り運動』や『炊き出し募金』への協力をお願いしています。
5円ランチ
☆名称の由来
5円ランチ募金は、神戸の西ドイツ領事館に勤務されていたドイツ人マルガレータ・ワイセルさんが、1989年アジアの先住民族の自立に向けた活動を目的と して「アジア先住民族支援子供基金(ATCA)」を設け、活動を始めたことに由来しています。5円ランチは、当時アジアでは、おおむね5円で60グラムのコメが 買え、 子供は昼食を食べられるということを知ってもらい、寄付を募る活動をしようというもので、5円はご縁の意味も込められています。
☆鈴蘭台教会の取り組み 当教会では、カリタス大阪(2002年解散、シナピスへ引き継がれた)の呼びかけに賛同し、ベロー神父指導のもと社会活動委員会が中心となって、聖堂内に 募金箱を設けるとともに、堂外募金箱を設置し教会の前を往来する方々にも協力をお願いし、募金活動を続けてきました。最近では、教会内募金より道行く人から の募金額の方が多いこともあり、この募金を通じて教会と地域がつながっていることが知られるようになりました。
☆ワイセルさんの帰天 長い間5円ランチの窓口となって、東南アジアの支援の状況などをつぶさに知らせていただき、2度にわたり当教会を訪問されたワイセルさんが、2012年11月 帰天され、このためワイセル基金の口座が閉じられ、送金することができなくなりました。
☆名称の継続 当教会の評議会では、この募金活動を継続するかどうか検討を行いました。その結果、教区の「シナピスこども基金」を窓口として、引き続き募金を行っていくことに決定しました。名称については、この募金活動の生みの親であるワイセルさんに心からの敬意と感謝を表すとともに、彼女の記憶と精神をこれからも心にとめるため、「5円ランチ募金」という名称を残すことにしました。
☆援助先の追加 2017年4月より、「シナピスこども基金」に加えて、フィリピンのタバオオリエンタルにあり日本人が運営している児童養護施設「ハウスオブジョイ」へも、この募金による援助を行うようになりました。そして、その「ハウスオブジョイ」の副院長兼事務局長が来会され、施設の活動報告会が催されたりするようになりました。